台湾の入り口というか玄関はやはり台北です。私も台湾といえば台北で、慣れてくると高雄や台中、その他いろいろ行きますが、その行動拠点は台北でした。だから台湾というのは平均的に曇り空が多く、湿度が高くて蒸し暑いというイメージがありました。ところがそうではありませんでした。
私は現在台中市にいます。さらにわかりやすく言えば旧台中市です。現在の台中市は旧台中県を含めてかなり広範囲になりますので、旧台中市としてその独特な気候と恵まれた自然環境についてお話しします。
この旧台中市は元々台風の被害が少なく、また年間通じて晴れ間が多くて湿度が低いのが特長です。昼夜問わず毎日が洗濯日和といえます。その要因というのを深く考えたことはありませんが、今回の台風の不自然な進路を見て、あらためてgooglemapを見ながら気づいたことがあります。
今回の台風13号は台湾全土を覆うように通過しました。日本では詳しく報じられませんでしたが、台湾を通過する際に急カーブを描きながら進んでいきました。(写真1)その不自然な軌道に沿って地図を拡大すると、東側の宜蘭方面から上陸した台風は「太魯閣國家公園」「雪霸國家公園」という標高の高い山脈にぶつかっています。その高さを超えることができずに左に逸れていきますが、台湾最高峰の玉山を擁する「玉山國家公園」にぶつかり、そこから右に逸れて嘉義県・雲林県から台湾海峡に抜けていきました。(写真2)
台風に関わらず日常の風や雲の流れがこうして大きな山脈や小さな山々によって出来上がっていて、旧台中市は好天に恵まれ災害からも守られているんだなと思いましたね。
地図を見ながらすごい発見をしたと、専門家に笑われるでしょうが素人ながら充実した1日でした。
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