2009年11月1日(日)有楽町の東京国際フォーラムをメイン会場に、東京都福祉保健局/NPO法人ブレイブサークル運営委員会/NPO法人東京都ウオーキング協会主催の、大腸がん撲滅キャンペーン「Tokyo 健康ウオーク」が開催された。
「江戸を歩いて楽しく知ろう! 皇居や銀座、隅田川など、東京の街並みや美しい風景をめぐるウオーキングと、医師とアスリートによるトークショーや大腸トンネルの展示など、大腸がんを身近に知ることのできる参加体験型のイベントで、参加者は約2000人。
ステージイベントの司会はアナウンサーの原元美紀さん。スポーツキャスターの陣内貴美子さんと宮本和知さん、スポーツコメンテーターの奥野史子さん、サッカー解説者の小倉隆史さんが参加した。各自は10kmコースと5kmコースにそれぞれ参加者とともにウォーキングする。
20歳以上の希望者は、大腸がん検診(便潜血検査)が無料で受診でき、事前に財団法人東京都予防医学協会より送付された検査容器に便を採取して会場内の受付けに提出。検査結果はウオーキングイベントの約1ヶ月後に登録された住所に送付された。
午前9時スタートの10kmコースにはスポーツキャスターの陣内貴美子さんが参加し、会場を見渡しながら「今日は朝早くからこんなにたくさん6000人も、、、、えっ!そんなにいないって!!」と、ジョークをまじえてテンション高く会場を盛り上げた。そして出発。
東京国際フォーラム→丸の内→皇居→日比谷公園→銀座→隅田川テラス→佃島→京橋→東京国際フォーラムという10kmの道のり。
日ごろ車で通り過ぎるところを歩いてみると、今まで見えなかったものが見えたり、また違った風景になる。地図を片手にしながらも、各ポイント地点には係りの方が表示板を持って誘導する。
おおむね参加者はグループが多く、私のように単独参加者は少ない。このウォーキングなら、子供から高齢者まで分け隔てなく楽しめる。
スタートから3時間弱、良い疲れを感じながら11:50分ごろゴールした。
ステージに上がった陣内さんは、「空気が良くてとても気持ちよかった。あっという間でした!」と、元気よく話した。
東京都福祉保健局によると、都内で癌によって死亡する人は約3万人で、大腸癌による死亡者は約4000人。中でも女性の癌による死因は大腸癌が圧倒的に多いという。だが、検査を受けるのは全体の15%ほどしかいない。大腸癌は早期発見すればほぼ100%完治できるので、年に一度は便潜血検査を受けるよう、参加者に呼びかけた。
便の採取は、水洗便座でも使える紙製のシートを敷いて、細く短い棒状の先端に少量を採取し、専用ケースに入れてパチンと閉じればいいだけ。清潔でコンパクト、匂いもなく持ち運びに便利なものです。昔の「検便」といわれたものとは仕様が全く違う。
毎日の軽いウォーキングと、年に一度は簡単な便潜血検査をしよう。
後援:
厚生労働省/千代田区/中央区/社団法人東京都医師会/社団法人東京都歯科医師会/社団法人東京都薬剤師会/財団法人日本対がん協会
資料
TOKYO健康ウォーク
東京都がん検診支援サイト
NPO法人ブレイブサークル
NPO法人東京都ウオーキング協会
Leave a Reply
You must be logged in to post a comment.