今回の禁煙のきっかけは癌患者である友人との再会でもあったが、ずっと前に一度禁煙したときは「禁煙セラピー」という本を読んだのがきっかけだった。 “読むだけで絶対やめられる”というキャッチフレーズで、面白半分に読んでみたら、あら不思議!まったく吸う気にもならずその場からピッタリやめてしまったのです。翌日その本を持って知人の居酒屋に行き、説明しながら今の心境を話しました。いやぁ~タバコって体がほしがるんじゃなくて心の問題だったんだよ。と、なめらかに話しながら一杯呑んでいたのです。 欲しいとも思わない、どうせこんなまずいもん吸ったってしょうがねぇや!ためしに一本吸ってみっか! それから元の木阿弥。つまらない習慣に犯されてきたのです。 あの時あまりにも簡単に禁煙したので、いつでもできると甘く考えたんですね。今回もこの本を毎日読んでますが、最初のときほどの感動が無いので少々てこずってます。 正直言って、吸いたいです。 やはり数十年来ヤニを吸い続けたわけですから、体の中には厚いヤニの壁ができてて、その壁がポロリポロリと剥がれ落ちるたびに、補給してくれ!と要求しているような気がします。タバコは麻薬中毒と同じです。体は快復しても心の中にある依存症は治りにくいようです。 間の取り方というか、食後のいっぷくとか目覚めのコーヒータバコがなくなるわけですから、なんか変なんです。あと、なんでもないことにイライラして仕方ないときもあります。こういうとき浜辺に行って「バカヤロー!」とか言って青春物語のように発散したいですね。明日天気よかったら海岸行ってみようと思います。 読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー